東京エリアでおすすめの共有持分の専門業者は?
「東京でおすすめの共有持分専門業者はどこ?」
「専門業者を選ぶポイントは?」
「買取業者と何が違うの?」
共有持分を売却する際は、共有持分を専門に扱う業者へ相談しなければいけません。東京で共有持分がある不動産を所有している方は、どこに相談すれば良いのでしょうか。
この記事では東京でおすすめの共有持分専門業者を5社紹介します。また専門業者を選ぶポイントと、買取業者との違いについても解説します。
■1.東京でおすすめの共有持分専門業者
東京でおすすめな共有持分業者を紹介します。
1-1 中央プロパティー
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1丁目6番5号丸の内北口ビルディング23F |
電話番号 | 03-3217-2101(代表) |
営業時間 | 9:00 ~ 19:00 [年中無休] |
代表者 | 松原 昌洙 |
対応エリア | 全国 |
中央プロパティーは共有名義・共有持分を専門に扱う不動産仲介業者です。これまでのトラブル解決実績は、4万件に上ります。
中央プロパティーの特徴として、社内専属弁護士が在籍している点が挙げられます。面談時や売買契約時には、必ず弁護士が立ち合うため、複雑な共有関係やトラブルも安心且つスピーディーな解決が実現できます。
不動産鑑定士・司法書士・税理士など、各分野のスペシャリストとも多く連携しています。
さらにセンチュリー21の広いネットワークを活かした独自の入札制度を採用しており、他社と比べて、買い手が見つかりやすく、高額売却できる点でも選ばれています。
1-2 株式会社フレキシブル
本社所在地 | 東京都台東区東上野1-15-2 エムビルⅡ3階 |
電話番号 | 03-3832-7077 |
営業時間 | 10:00~18:00(土日祝定休) |
代表者 | 谷口 晶宏 |
対応エリア | 全国 |
株式会社フレキシブルは、共有持分の仲介だけではなく、買取も行う会社です。10年間で100棟以上の買い取り実績があり、再建築不可物件や築古物件、借地権など訳アリ物件も対応してくれます。
即買取見積も出してくれるうえ、500万〜10億円まで翌日決済可能です。まずはどれくらいの買取価格になるか知りたい方におすすめの会社です。
1-3 株式会社ティー・エム・プランニング
本社所在地 | 東京都目黒区東が丘1丁目16番7号(T.M.P本社ビル) |
電話番号 | 03-3418-2777(代表) |
営業時間 | 10:00~18:00(土日祝定休) |
代表者 | 宮野 啓一 |
対応エリア | 関東全域 |
ワケアリ・再建築不可・事故物件・任意売却物件など扱うワケあり物件の売却・買取ならワケあり物件買取センターを運営している会社です。業界歴も30年以上の長く、経験とノウハウを持ち合わせています。
ただし買取をメインとしています。買取相場を知りたいという場合には問い合わせしてみるのもよいでしょう。
1-4 ライズ株式会社
本社所在地 | 東京都港区南青山5丁目12番3号 |
電話番号 | 03-5766-3648 |
営業時間 | 9:00~21:00(水曜日定休) |
代表者 | 田中 孝久 |
対応エリア | 東京・神奈川・千葉・埼玉 |
ライズ株式会社は、首都圏を中心に共有持分の買取を行う会社です。買取実績も1,000件以上あり、早ければ3日で現金化してくれます。
査定自体も非常にスピーディーな対応を取ってくれるため、数社から見積りをとって共有持分の買取価格の相場を知りたいという方におすすめです。
1-5 株式会社チェスター
本社所在地 | 東京都中央区八重洲1-7-20 |
電話番号 | 03-6869-5043 |
営業時間 | 9:00~17:00(土日祝定休) |
代表者 | 阿部 雅行 |
対応エリア | 全国 |
不動産の買取や仲介、相続コンサルティングなど、幅広く業務を行う会社です。元国税OBが事務所内に在籍しているため、税務面も強い特徴があります。
共有持分の相続トラブルなどの相談も多いことから、「遺産分割で共有持分の相続が決まらない」「持分の売却で相続人が反対している」等の悩みがある方にお勧めの会社です。
■2.共有持分の専門業者を選ぶポイント
共有持分の専門業者は数多くあり、どこに相談すべきか悩む方も多いです。そこで、ここでは専門業者を選ぶ際のポイントを4つ紹介します。
2-1 複数の弁護士と提携している
共有持分の売却は、法的なトラブルに発展する可能性も高いことから、弁護士と連携している会社であることが大切です。
共有者と交渉するうえで何かあってからでは遅く、裁判に発展する可能性も高まります。しかし事前に弁護士と連携できていれば、未然にトラブルを防ぐこともできるでしょう。
2-2 取り扱い実績が豊富
共有持分の専門会社を選ぶ際は、取り扱い実績が豊富な会社を選びましょう。共有持分の売却は、共有者によって十人十色といえるほどさまざまなケースが挙げられます。
例えば「共有者が当初の買取金額から値上げしてきた」「最初買取するって言っていたのに断られた」など対処に困ることがあるため、どのようなケースでも対応できるほどの経験が求められます。
取り扱い実績が多い業者であれば、数多くの売却実績とトラブルを解決してきた経験があるため、共有持分の扱いに対するノウハウを持ち合わせており、交渉もスムーズに進めることができます。
2-3 査定額の根拠を提示してくれる
共有持分の査定額の根拠を提示してくれる会社であるのも、選ぶポイントです。共有持分の売却価格は専門会社によって異なるうえ、相場が分かりにくい特徴があります。そのため、売主側としては、提示された金額が安いのか高いのか判断するのが困難です。
しかし、国家資格者である不動産鑑定士による鑑定調査書など、査定額の根拠をしっかり提示してくれれば、納得して売却することが可能です。
専門会社によっては明確な根拠なく査定額を提示してくる会社もあり、できるだけ安く買取しようとする会社もあるため、依頼する際はチェックしておきたいポイントの一つです。
2-4 売却後のフォローがある
専門会社を選ぶ際は売却後のフォロー体制も整っていることが大切です。
共有持分の売却後に、他の共有者から嫌がらせを受けたり、トラブルになったりする可能性もあります。
その際、弁護士によるサポートがあれば心強い味方となり、トラブル解決につながる可能性が高まります。
■3. 買取業者と仲介業者のちがい
共有持分を専門に扱う不動産会社には「買取業者」と「仲介業者」があります。買取業者は共有持分の買取を行い、仲介業者は買主と売主の仲介を行う会社です。それぞれ売却先が異なる以外にも以下の3つの項目に違いがあります。
3-1売却価格
売却価格は「仲介業者」の方が高い傾向にあります。共有者に売却する場合、「市場価格×持分割合」が売却価格の目安となります。しかし買取業者の場合、共有者などに売却するより3割~6割程度安くなる傾向にあります。
仲介業者 | 買取業者 |
市場価格×持分割合 | 市場価格×持分割合×3割~6割 |
もちろん売却価格は買主と売主が合意する価格となるため、上記の計算式通りの金額になるわけではありませんが、買取業者はできるだけ安く仕入れて高く転売することを商いとしています。一方、仲介業者は売却価格に基づき仲介手数料が決まるため、高い売却価格で成約されることが多いといわれています。
3-2売却スピード
売却スピードは「買取業者の方が早い」傾向にあります。買取業者の買取依頼をすると価格は叩かれ安くなりますが、現地確認することなく数日以内にすぐに購入してくれます。
一方仲介業者は依頼があって対象の不動産を調べてから、購入希望者を募ります。購入希望者が見つかってから、双方の意見調整など行う必要があることから、2週間程度、時間がかかることがあります。
3-3売却後の対応
買取業者は、持分を買い取った後、他の共有者に持分売却の交渉を行います。
最終的には、完全所有権の不動産として、転売することを目的としているためです。
共有者への交渉は、トラブルになるリスクが非常に高く、共有持分を売却した本人に怒りの矛先が向くことも珍しくありません。
せっかく共有状態を解消できても、買取業者の交渉次第では、共有者とのトラブルが再燃してしまう可能性があります。
一方で、仲介業者へ依頼した場合、持分の買い手は主に投資家や投資法人です。
投資家は、無理に持分の売買を交渉せずに、法的根拠に基づき、家賃の分配や収益不動産としての活用を共有者に対し提案します。
共有者の意向も柔軟に汲み取った落としどころを一緒に見つけてくれるため、売却後のトラブルが少ないメリットが特徴です。
■まとめ
東京で共有持分の売却を検討している方に向けて、5つの専門会社を紹介しました。
共有持分の専門業者を選ぶ際には、信頼できる業者かどうかを慎重に見極めましょう。
仲介と買取では、査定額が大きく異なる場合があるため、複数社比較することがおすすめです。